設立の経緯
GKHに取組んだ経緯
40の指標で幸福度をランキングした法政大学坂本教授の著書(2011年11月PHP出版)「日本でいちばん幸せな県民」のランキングでは、高知県は46位となっていました。
現在の日本においては、例えば、県民所得や製造品出荷額など、様々な経済指標が発表されています。
それらの経済指標において高知県は最下位レベルであることが多く、こうした報道がなされる度、あたかも高知県に住む人々は「日本で一番不幸せ」であるかのような気持ちを抱いてしまいがちです。
GKH県民会議発足(高知県民総幸福度・GKH<Gross KochiHappiness>)
確かに経済指標はもちろん重要ですが、「明るい県民性」「温かな地域コミュニティの存在」「豊かで身近な自然環境」「恵まれた第一次産品」「全国に広がるよさこい祭り」など、高知県は全国に誇れる色々な「良いもの」を持っています。
こんなに色々な「良いもの」を持っている高知県に暮らす私たちは、本当に「不幸せ」なのでしょうか。
私たちは、高知県での暮らしのどんなところで「幸せ」を感じているのか、また、その「幸せ」をもっと増やすにはどうすればいいのか。高知県で暮らす「幸せ」を、全国の皆さんに知っていただくには、どうすればいいのか。
このGKH県民会議における議論によって、高知県の「目指すべきもの」を探し出し、それらをまとめて指標にすることができれば、県民の幸福度の向上に繋がるとともに、高知の魅力を改めて県内外に強くアピールすることができるのではないかと考えられます。
各地で様々な幸福度指標が発表されていますが、中でも一番有名なのが【ブータン王国】の国民総幸福量(GNH<Gross National Happiness>)です。「物質的な成長を積むことが必ずしも幸福と結びつくわけではない。」という考えです。
国内に目を向けると【東京都荒川区】の荒川区民総幸福度(GAH
高知県のGKH指標は、先進であるブータン王国へ視察、国王を高知に招いての公演や、荒川区へのヒアリング視察、熊本県へのヒアリング視察などを通じて、GKHの指標について仮説を立てました。
その後、GKHアンケートを行いその結果から高知県民総幸福度の指標を作成しました。
指標の作成が目的の【GKH県民会議】は、目的の達成により解散しましたが、土佐経済同友会では、その指標を活かし高知県民総幸福度をより高める活動の必要性を協議し、受け皿として【(一社)しあわせ推進会議】を設立するに至りました。
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