2026年度高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査結果発表
2026年度高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査の結果発表
2026年度版 高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査結果概要
毎年、高知県民総幸福度(GKH)アンケート調査の結果を、「土佐の日」にて一般発表を行っています。
2026年に実施した第11回目のアンケート調査の結果は、以下、ご覧ください。
アンケートの目的・趣旨をご理解のうえ、ご協力いただきました皆様には、心より御礼を申し上げます。
誠に、ありがとうございました。
2026年度 高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査
調査団体
一般社団法人しあわせ推進会議 代表理事 小川雅弘
土佐経済同友会 ウェルビーイング共創委員会 委員長 久保雄一郎
国立大学法人高知大学 学長 受田浩之
【調査の目的】
いま、「幸福 (Well-being(ウェルビーイング) )」心身と社会的健康という持続的なしあわせをテーマにすることが、世界でも重要な課題の一つとなっています。
GDPや経済成長など物質的豊かさという従来の価値基準だけでは、真の幸せは得られないという考え方が浸透し始めているからです。
海外では、ブータンの他、フランスやイタリアなどでも本格的な幸福度の研究が始まっており、国内においても荒川区や熊本県など多くの自治体が住民の幸福度を指標で表し、政策に反映する取り組みを行っています。
また、2015 年の国連サミットにおいて採択された「誰一人取り残さない持続可能性で多様性と包摂性のある社会の実現のための17 の国際目標(SDGs)」においても人々の幸福度の向上と経済のバランスが重要であると述べています。
高知県民の幸福度(GKH)に関するアンケートを毎年実施することで、「しあわせ」を考える機会になれば…そういった想いで続けております。
幸福実感は伝播していくという米国のエール大学の調査結果も出ているそうです。
幸福度の高い高知県民に接することで、幸福は伝播していき、さらに幸福度が高まっていく可能性があります。
その「しあわせ」を問うことで、幸福実感を増やしていく一役を担えればと思います。
本年、11回目の高知県民の幸福度(GKH)に関するアンケートを実施し、引き続き高知県民の幸福度が高いことを私たちは実感致しました。
本年については、社会経済がコロナ禍前に完全に戻ってきていて、物価高などの県民の生活に大きな影響がある中、幸福実感度がコロナ禍の頃とどのように変わってきているのか等、皆様方の率直なお気持ちを伺ったうえで、各方面への提言などを通じ、高知県の幸福度を更に向上させるお手伝いができると考えて、アンケートを実施いたしました。
本県は、一人当たり県民所得が全国でも最下位クラスと、客観データから見る限りは豊かとは言えませんが、自然・食の恵みを感じながら、人々は明るく暮らしているというのが、多くの県民が持っている実感なのではないでしょうか。
高知県民総幸福度(GKH)とは、そうした他のどこにもない高知らしい豊かさを「見える化」するために、高知での暮らしに対する県民の皆さんの主観的な評価・充足感を把握し、指標化していこうという試みでもあります。
【調査概要】
・調査実施期間:2026年7月1日~7月31日
・調査対象:満15歳以上の高知県在住者
・回答者数:2,193(うち、県内在住者回答数:2,026、県外在住者回答者数:167)
・調査方法:Webによるアンケート調査(本年も紙面のアンケート調査は実施していない)
幸福実感度 及び 人生満足度 を尋ねるとともに、回答者の個人特性(性別、年齢、職種、最終学歴、居住地、所得区分など)をお伺いしました。
本年度は、各分野(健康・人とのつながり、子育て・教育、働くこと、生活環境、文化・地域、安心・安全、お住いの都道府県の8分野)についての各質問項目の実感度は尋ねませんでした。
※幸福度の尺度について
• 主観幸福度(SWB)は10段階の尺度を用いて、10段階のうち7~10を「幸福」、4~6を普通、1~3を「不幸」に分類。
• 人生満足度は、5項目の質問に各7段階の回答を1点から7点までの点数化し、その総和の最大を35点、最小を5点とし、「不明・無回答」を有効回答数から除いています。
【10段階尺度】による幸福実感
全体の幸福実感(普段どの程度幸福だと感じていますか?)について、平均値は 6.97 であった。
前年度と同じ結果となりました。
高知県民2,026人の内訳は、幸福層1,326人(65.4%)、普通層572人(28.2%)、不幸層128人(6.3%)でした。幸福実感を区分別にわけると幸福層の平均は8.13点、普通層の平均は5.29点、不幸層の平均は2.44点となっています。回答者のおよそ3人に2人が幸福層に属する一方で、約3人に1人は普通または不幸に区分されています。
昨年よりも物価高による生活への影響が表れているだろうというタイミングの調査でしたので、幸福度は若干の下降傾向になるかと予測されていたものの、前年度(6.97)と横ばいの結果になりました。
特に今年は自由記述を書き込んでくださる方が増え、1,575件もありました。自由記述率は、幸福層80.9%、普通層68.0%、不幸層88.3%であった。不幸層の記述率が最も高く、低い幸福度の背景には、回答者が具体的に説明したい生活上の困難や不満が存在することがうかがえました。「声なき声」を集める役目を今年は担えたと受け止めると共に、声がどこに届けてよいのか、あるいは届けてもそれが解決解消していないと実感している人が増えている可能性があると受け止めています。
【2026年度の調査結果の特徴の一部】
今年度も高知県民総幸福度調査では、紙面での回答を試験的にお休みし、Webのみの回答としました。そのことにより、属性別に見た傾向も少し違った結果となっております。
性別による平均幸福度は、男性6.98点、女性6.99点であり、ほとんど差がなかった。幸福度の違いを性別だけで説明することは難しく、年収、家族構成、健康、仕事などの具体的条件を見る必要があります。
年齢別では、20歳未満6.97点、20代6.84点、30代6.96点、40代6.79点、50代7.00点、60代7.45点、70歳以上7.93点でした。60代以上で比較的高い傾向がありますが、70歳以上は27人と母数が小さいため参考値となります。これは、Webのみの回答としたため、Webが苦手な70歳以上が回答をしにくかったのだろうと推測しています。40代は平均値が相対的に低く、仕事、子育て、住宅費、介護など複数の負担が重なる可能性が考えられます。
年収別では、100万円未満6.85点、100〜300万円6.70点、300〜500万円6.96点、500〜700万円7.09点、700〜1,000万円7.20点、1,000万円以上7.44点であり、概ね年収が高いほど幸福度も高い傾向にあります。100〜300万円層の不幸割合は9.3%、1,000万円以上では2.1%でした。ただし、学生や年金生活者などが同じ年収区分に含まれるため、年収のみで生活困難度を判断することはできません。
家族構成では、夫婦のみの世帯が平均7.39点、3世帯家族が7.34点、2世代家族が6.95点、一人暮らしが6.64点でした。一人暮らしは幸福割合59.5%、不幸割合8.1%で、夫婦のみの幸福割合73.6%、不幸割合2.4%を下回ります。単身であること自体が原因とは限られませんが、経済負担や孤立、病気・移動時の支援不足に注意が必要です。
UIJターン別では、Iターンが平均7.37点、Uターン7.02点、移動経験なし6.90点、Jターン6.76点でした。Iターン者は高知の自然、食、人との距離感を肯定的に評価する回答が多い可能性があります。一方、Uターン者には、他地域との賃金や利便性の比較から不満を示す記述も見られます。Jターンは58人と少ないため慎重な解釈が必要です。
職業別では、管理職は平均7.14点、事務職6.97点、学生6.85点であった。販売職は5.90点と低いが回答者は21人であり、職業間の単純な順位付けは適切ではありません。
また、本年度は幸福に影響する8つの分野(健康・人とのつながり、子育て・教育、働くこと、生活環境、文化・地域、安心・安全、お住いの都道府県の8分野)についての各質問項目の実感度はお尋ねしませんでしたが、高知県民が「今後(将来)」についてどのような捉え方をしているのかを知るべく10年後の幸福実感度について調査をしました。
10年後の幸福度平均は、幸福層7.69点、普通層5.46点、不幸層3.53点であした。現在と比較すると、幸福層は0.44点低下し、普通層は0.17点上昇、不幸層は1.09点上昇しています。不幸層には現状から改善したいという期待がある一方、現在幸福な層には健康、老後、人口減少、地域サービスの維持などへの慎重な見通しが含まれていると考えられます。
高知県民の幸福を支えているのは、家族や身近な人との関係、健康、自分らしい時間、仕事や生活の安定、自然や食といった日常的な資源です。特に「普通に暮らせること」を幸福として評価する回答が多く、幸福度を高めるには、新しい大型施策だけでなく、現在の暮らしを安定して継続できる環境を守ることが重要です。
一方、幸福度を押し下げる主要因は、低賃金と物価高による可処分所得の不足、仕事への不満、健康・介護・家族問題、交通や医療・買物へのアクセス不足です。これらは互いに独立せず、低所得のため車を維持できず、移動できないため通院や就労が難しくなるなど、連鎖する可能性があります。したがって、個別分野ごとの支援だけでなく、複合的な生活課題を一体として捉える必要があります。
高知の自然、食、人の温かさは多くの回答者に共通する強みです。ただし、それらの魅力だけでは、所得、医療、交通、子育て、介護などの基礎的な生活課題を補い切れません。地域の魅力を維持しながら、日常生活の安心と選択肢を増やすことが、幸福度向上の基本方向となります。
アンケート調査に ご尽力いただきました自治体様
2026年度実施の第11回 高知県民総幸福度(GKH)アンケート調査に、
ホームページへの掲載 や SNSでの住民の皆様へのお知らせ など
多大なるご協力や応援をいただきました会員の自治体様をご紹介します。
住民の皆様の「しあわせ=Well-being(ウェルビーイング)」に積極的に取り組んでいらっしゃる自治体様です。





10月3日 あかるい高知をつくる未来会議 での報道発表
2026年度実施の第11回 高知県民総幸福度(GKH)アンケート調査の結果を
10月3日(土)に 得月楼 大広間 で開催された
あかるい高知をつくる未来会議 にて
集まっていただきました報道各社様と参加者120名の前で発表いたしました!
「高知県民の感じる幸せ」を紹介した冊子をダウンロードできます。
『高知家のしあわせ』のPDFダウンロード(PDF:15.99MB)
【問い合わせ先】
このアンケート調査に関するお問い合わせ、ご質問などがございましたら、一般社団法人しあわせ推進会議事務局を通じて対応しますので、以下の照会先までご連絡くださいますようお願いいたします。
照会先:一般社団法人しあわせ推進会議 事務局
電 話: 088-856-9222(受付時間 平日9:00~17:00)
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