2024年度高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査結果発表

掲載日 : 2024年10月01日

2024年度高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査の結果発表

 

記者会見


2024年度版 高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査結果概要

 毎年、高知県民総幸福度(GKH)アンケート調査の結果を、「土佐の日」にて先行発表を行っています。

 

 2024年に実施した第9回目のアンケート調査の結果は、以下、ご覧ください。



結果発表データ(PDF:1.54MB)


GKHアンケート自由記述欄(PDF:3.17MB)



 アンケートの目的・趣旨をご理解のうえ、ご協力いただきました皆様には、心より御礼を申し上げます。

 誠に、ありがとうございました。

 

 2024年度 高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査

 調査団体

 一般社団法人しあわせ推進会議 代表理事 小川雅弘

 土佐経済同友会 GKH委員会 委員長 小川雅弘

 


【調査の目的】

いま、「幸福 (Well-being(ウェルビーイング) )」心身と社会的健康という持続的なしあわせをテーマにすることが、世界でも重要な課題の一つとなっています。
GDPや経済成長など物質的豊かさという従来の価値基準だけでは、真の幸せは得られないという考え方が浸透し始めているからです。

海外では、ブータンの他、フランスやイタリアなどでも本格的な幸福度の研究が始まっており、国内においても荒川区や熊本県など多くの自治体が住民の幸福度を指標で表し、政策に反映する取り組みを行っています。

また、2015 年の国連サミットにおいて採択された「誰一人取り残さない持続可能性で多様性と包摂性のある社会の実現のための17 の国際目標(SDGs)」においても人々の幸福度の向上と経済のバランスが重要であると述べています。


高知県民の幸福度(GKH)に関するアンケートを毎年実施することで、「しあわせ」を考える機会になれば…そういった想いで続けております。

幸福実感は伝播していくという米国のエール大学の調査結果も出ているそうです。

今回の結果から、引き続き高知県民の幸福度は高いことを実感致します。

幸福度の高い高知県民に接することで、幸福は伝播していき、さらに幸福度が高まっていく可能性があります。

その「しあわせ」を問うことで、幸福実感を増やしていく一役を担えればと思います。

 

本年、9回目の高知県民の幸福度(GKH)に関するアンケートを実施し、引き続き高知県民の幸福度が高いことを私たちは実感致しました。


本年については、社会経済がコロナ禍前に完全に戻ってきていて、物価高などの県民の生活に大きな影響がある中、幸福実感度がコロナ禍の頃とどのように変わってきているのか等、皆様方の率直なお気持ちを伺ったうえで、各方面への提言などを通じ、高知県の幸福度を更に向上させるお手伝いができると考えて、アンケートを実施いたしました。

本県は、一人当たり県民所得が全国でも最下位クラスと、客観データから見る限りは豊かとは言えませんが、自然・食の恵みを感じながら、人々は明るく暮らしているというのが、多くの県民が持っている実感なのではないでしょうか。

高知県民総幸福度(GKH)とは、そうした他のどこにもない高知らしい豊かさを「見える化」するために、高知での暮らしに対する県民の皆さんの主観的な評価・充足感を把握し、指標化していこうという試みでもあります。

 

【調査概要】

・調査実施期間:2024年7月1日~7月21日
・調査対象:満15歳以上の高知県在住者
・回答者数:3,439(うち、県内在住者回答数:3,141、県外在住者回答者数:298)
・調査方法:質問票によるアンケート調査


人生満足度、健康・人とのつながり、子育て・教育、働くこと、生活環境、文化・地域、
安心・安全、お住いの都道府県の8分野について、各質問項目の実感度をお伺いしました。

※幸福度の尺度について
• 主観幸福度(SWB)は10段階の尺度を用いて、10段階のうち7~10を「幸福」、4~6を普通、1~3を「不幸」に分類。

• 人生満足度は、5項目の質問に各7段階の回答を1点から7点までの点数化し、その総和の最大を35点、最小を5点とし、「不明・無回答」を有効回答数から除いています。

• 各分野の質問に対する幸福実感1から5までの回答について、実感度1を1点、2を2点、3を3点、4を4点、5を5点とし、「わからない」・「無回答」を有効回答数から除いています。

 

【10段階尺度】による幸福実感

全体の幸福実感(普段どの程度幸福だと感じていますか?)について、平均値は 6.65 であった。

新型コロナウイルスが5類に分類されて1年が経ち、生活環境コロナ禍前に完全に戻りつつあるタイミングの調査でしたので、幸福度は上昇傾向になるかと予測されていたものの、前年度(6.60)に比べて 0.05ポイントの微増の結果に留まりました。

しかしながら、不幸と感じている人は回答者の 8.0% を占めて過去最高となっており、最も高かった前年度(7.6%)をさらに上回っており、物価高による生活苦を実感している県民が多いこともアンケートから見えてきました。

 

【2024年度の調査結果の特徴の一部】

今年度の高知県民総幸福度調査の結果では、全体の幸福実感の平均値を見ると昨年度に比べて微増していますが、これまでの過去の調査結果に比べて幸福実感度の分布にばらつきが大きくなっていることが特徴として挙げられます。加えて、特に幸福実感が顕著に低くなっている分野は家計の経済状況であり、新型コロナウィルスの影響による厳しい状況が緩和されつつあるものの、物価の高騰など県民生活に直結する経済環境の変化が県民の様々な幸福実感に大きく影響を及ぼしていると推察されます。


一方、より長期的な幸福実感を測ることに有効とされる人生満足度にはあまり変化がなく、比較的高い水準で安定していることが伺えます。また、高知県の幸福実感の特徴として、性別による幸福実感にあまり差がないこと、年齢を重ねるほど幸福実感が高くなり、特に高齢者の幸福実感が高いこと、自然の豊かさを身近に感じられることなど、GDP等の経済計算に反映されない豊かさ、いわば隠れた可処分所得の高さは、これまでの高知県民の幸福実感の傾向として堅持されていると見受けられます。


アンケート調査に ご尽力いただきました自治体様

2024年度実施の第9回 高知県民総幸福度(GKH)アンケート調査に、紙面の調査票の配布だけでなく、
ホームページへの掲載SNSでの住民の皆様へのお知らせなど、
多大なるご協力や応援をいただきました会員の自治体様をご紹介します。

住民の皆様の「しあわせ=Well-being(ウェルビーイング)」に積極的に取り組んでいらっしゃる自治体様です。

室戸市

東洋町

ゆすはら町

佐川町

いの町

大月町

土佐清水市



10月3日 土佐の日 での報道発表

2024年度実施の第9回 高知県民総幸福度(GKH)アンケート調査の結果を
10月3日(木)に 城西館 様で開催された
第17回「土佐の日」 第一部 しあわせ推進サミット2024 にて
集まっていただきました報道各社様と参加者55名の前で発表いたしました!

報道発表

  • RKC 高知放送 様
  • 日本放送協会 高知放送局 様

報道していただいた映像はこちら

  • 高知新聞社 様

報道していただいた記事はこちら



「高知県民の感じる幸せ」を紹介した冊子をダウンロードできます。

『高知家のしあわせ』のPDFダウンロード(PDF:15.99MB)


【問い合わせ先】

このアンケート調査に関するお問い合わせ、ご質問などがございましたら、一般社団法人しあわせ推進会議事務局を通じて対応しますので、以下の照会先までご連絡くださいますようお願いいたします。


照会先:一般社団法人しあわせ推進会議 事務局
電 話: 088-856-9222(受付時間 平日9:00~17:00)


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