2022年度高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査結果発表

掲載日 : 2022年10月01日

2022年度高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査の結果発表

 

記者会見

2022年度版 高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査結果概要

毎年、高知県民総幸福度(GKH)アンケート調査の結果を、「土佐の日」にて先行発表を行っています。

 

2022年に実施した第7回目のアンケート調査の結果は、以下、ご覧ください。



結果発表データ(PDF:1.35MB)


GKHアンケート自由記述欄(PDF:844KB)



アンケートの目的・趣旨をご理解のうえ、ご協力いただきました皆様には、心より御礼を申し上げます。

誠に、ありがとうございました。

 

2021年度 高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査

調査団体

一般社団法人しあわせ推進会議 代表理事 小川雅弘

土佐経済同友会 GKH委員会 委員長 中澤清一

国立大学法人高知大学 次世代地域創造センター センター長 石塚悟史


【調査の目的】

いま、「幸福 (Well-being(ウェルビーイング) )」心身と社会的健康という持続的なしあわせをテーマにすることが、世界でも重要な課題の一つとなっています。
GDPや経済成長など物質的豊かさという従来の価値基準だけでは、真の幸せは得られないという考え方が浸透し始めているからです。

海外では、ブータンの他、フランスやイタリアなどでも本格的な幸福度の研究が始まっており、国内においても荒川区や熊本県など多くの自治体が住民の幸福度を指標で表し、政策に反映する取り組みを行っています。

また、2015 年の国連サミットにおいて採択された「誰一人取り残さない持続可能性で多様性と包摂性のある社会の実現のための17 の国際目標(SDGs)」においても人々の幸福度の向上と経済のバランスが重要であると述べています。


高知県民の幸福度(GKH)に関するアンケートを毎年実施することで、「しあわせ」を考える機会になれば…そういった想いで続けております。

幸福実感は伝播していくという米国のエール大学の調査結果も出ているそうです。

今回の結果から、引き続き高知県民の幸福度は高いことを実感致します。

幸福度の高い高知県民に接することで、幸福は伝播していき、さらに幸福度が高まっていく可能性があります。

その「しあわせ」を問うことで、幸福実感を増やしていく一役を担えればと思います。

 

本年も、新型コロナウィルス(オミクロン株)の影響が半年近くございました。

調査を見合わせることも含めて、何度も再検討を致しましたが、こうした状況であればこそ、皆様方の率直なお気持ちを伺ったうえで、我々が「しあわせ」に暮らしていける社会や個人の姿とはどのようなものか、皆様と一緒になって考えて参りたい、また高知県民の幸福度を更に向上させるお手伝いができるのではないか、と考え、例年同様、アンケート調査を実施することと致しました。

本県は、一人当たり県民所得が全国でも最下位クラス、客観データから見る限りは豊かとは言えませんが、都会とは違ったあたたかさ、自然・食の恵みを感じながら、明るく暮らしている!というのが、多くの高知県民が持っている実感なのではないでしょうか。

高知県民総幸福度(GKH)とは、そうした他のどこにもない高知らしい豊かさを「見える化」するために、高知での暮らしに対する県民の皆さんの主観的な評価・充足感を把握していこうという試みです。

 

【調査概要】

・調査実施期間:2022年7月1日〜7月21日
・調査対象:満15歳以上の高知県在住者
・回答者数:3,179(県外在住者の回答を除く)
・調査方法:質問票によるアンケート調査


人生満足度、健康・人とのつながり、子育て・教育、働くこと、生活環境、文化・地域、
安心・安全、お住いの都道府県の8分野について、各質問項目の実感度をお伺いしました。

※幸福度の尺度について
• 主観幸福度(SWB)は10段階の尺度を用いて、10段階のうち7〜10を「幸福」、4〜6を普通、1〜3を「不幸」に分類。

• 人生満足度は、5項目の質問に各7段階の回答を1点から7点までの点数化し、その総和の最大を35点、最小を5点とし、「不明・無回答」を有効回答数から除いています。

• 各分野の質問に対する幸福実感1から5までの回答について、実感度1を1点、2を2点、3を3点、4を4点、5を5点とし、「わからない」・「無回答」を有効回答数から除いています。

 

【10段階尺度】による幸福実感

全体の幸福実感(普段どの程度幸福だと感じていますか?)について、平均値は6.67であった。

新型コロナウイルス感染症が落ち着きつつあるタイミングの調査でしたので、幸福度は上昇傾向になるかと予測されていたものの、前年度(6.66)に比べてほぼ横ばいのポイントとなりました。

 

【2022年度の調査結果の特徴の一部】

・年齢層別にみた幸福実感の傾向が、若年と老齢世代が高く、中年世代が低く、全体の大まかな傾向としては、
{スマイルカーブ}を描いており、面白い傾向が見て取れました。
 社会人としての初期と晩期の幸福実感が高いことをどう捉えるか、もう少し掘り下げて検証します。
・2022年度の幸福実感は前年度より若干高い傾向があるものの、全体的には同様の傾向が見られる印象です。
 コロナ、戦争による物価高騰など大きな社会変動下においても幸福実感の傾向は急激には変わってはいません。
 要因として高知という場所の特性がそうさせているのか、もう少し掘り下げる必要があります。
・地域実感度について、幡多地域の実感が他の地域に比べて全体的に低い傾向にあるようです。
・UIJターン(移住者)の幸福実感は経験なしと比べて3年以上、移住者の方が幸福実感が高いことが実証されています。
・人生満足度指標のような長期視点の幸福度について、コロナ禍でもあまり影響を受けていません。
 これだけコロナ禍の生活が長期化していれば生活に不安要素も大きいと考えられますが、
 人生満足度指標については、短期的な社会変動にはあまり影響されずに把握できる数値です。
・自然環境が幸福実感に与える影響については、これまでも自然環境の存在に対する意識があまりない方々の幸福実感が
 低い傾向にあることも今年度も同様に見られることもあり、深堀されている項目ではなりませんが、
 自然環境が幸福実感に与える影響は、思った以上の大きい要素と考えられます。


「高知県民の感じる幸せ」を紹介した冊子をダウンロードできます。

『高知家のしあわせ』のPDFダウンロード(PDF:15.99MB)

発行:高知家の家族会議 〜高知県の幸福度を考える県民会議〜


【問い合わせ先】

このアンケート調査に関するお問い合わせ、ご質問などがございましたら、一般社団法人しあわせ推進会議事務局を通じて対応しますので、以下の照会先までご連絡くださいますようお願いいたします。


照会先:一般社団法人しあわせ推進会議 事務局
電 話: 088-856-9222(受付時間 平日9:00〜17:00)


PDF

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)


このページに関するお問い合わせ

しあわせ推進会議

お問い合わせ



ホーム | 2022年度高知県民総幸福度(GKH)に関するアンケート調査結果発表

PC版を見る

スマートフォン版を見る