高知のしあわせな「未来人」になってデザインした未来ビジョン

掲載日 : 2022年12月07日

『高知県フューチャー・デザイン2050』の未来ビジョンの提言発表

様子

高知県は、新型コロナウイルス感染症対策、南海トラフ地震対策、少子・高齢化対策、産業の空洞化、

そして何より、これらの問題に将来に渡って向き合い、社会を担っていく人材の育成や若年層の県外流出などの問題。

あるいは産・官・学・金・民がそれぞれの分野で各自問題を抱えていて、個人やひとつの団体や企業や各市町村など、各自単体では解決できないものばかりである、と言われています。また、それを実感している方も多いのではないでしょうか。

 

そのため、設立趣意書の中にもあります通り、各人各様の“ しあわせ”を希求する個人様、団体様である当会の会員様が集い、産・官・学・金・民がこれまでのような縦割りで個々に活動を行うのではなく、横断的につながったネットワークを構築し、それぞれが抱える問題や課題解決に向けて、ひとつに連携して取り組んでいくことが求められている時代になったのであろうと、当会は予測しております。


2021年度、当会が目指していこうとしているのは、地域の“ しあわせ”の向上と持続可能な社会・自然を未来に引き継いでいくこと、とし、活動を行って参りました。

国の政策だけを頼りにするのではなく、高知県の個人・企業・行政機関と地域住民自らが立場や分野を超えて連携して考え、行動していくことで、真摯に『地域の未来の幸福度の向上と持続可能な社会の建設』を行っていけるのではないか、と感じております。


そのために、当会の会員様でもあります高知工科大学の西條辰義教授が提唱されている『フューチャー・デザイン』の手法を取り入れ、当会の中に『高知県フューチャー・デザイン2050』を設置しました。

 

この新たに設置された機関において、当会の103 個人・法人・団体のメンバーを中心に、高知県下のその他の各団体・市町村・個人を加えて1つとなって、約40名の参加者の皆様とともに知恵と力を結集して、2月から7月までの半年間、高知県のしあわせな未来を皆様とともにデザインして参りました。


今回、『フューチャー・デザイン』の手法を取り入れることで、参加者1人1人が2050年の仮想将来人になり、そこから2020年を振り返って、現世代が将来可能性を最も発揮できるような社会の仕組みをデザインしていきました。

そして、持続可能な社会・自然と未来に引き継ぐことを高知の地域全体が描く共通の未来ビジョンとして、高知工科大学フューチャー・デザイン研究所様が取りまとめて分析を行い、『高知県の将来ビジョン』として、ここに提言発表いたします。

 

この提言を基に、地域がまとまって様々な問題や課題に対応していきながら“しあわせ”というキーワードや価値観を軸に、世代や組織を超えた社会全体の“しあわせ”の増進に資する活動を展開していっていただきますよう、お願い申し上げます。

 

2021年度 『高知県フューチャー・デザイン2050』提言

一般社団法人しあわせ推進会議 代表理事 小川雅弘

『高知県フューチャー・デザイン2050』の未来ビジョン提言(PDF版)のダウンロード

ワークショップ分析結果報告 <2021年12月15日の報道発表をいたしました>

記者発表

↑上記をクリックしてダウンロードしてください。

 

発 行 者:高知工科大学 フューチャー・デザイン研究所

編集協力:一般社団法人しあわせ推進会議

しあわせに生きる2050年の未来人から2021年に生きる高知県人へ

『高知県フューチャー・デザイン2050』は、全部で6回のプログラムで構成して開催をしました。

第2回目からスタートした討議は、回を重ねるごとに年輪のように、2050年の高知県の未来の姿がしだいに厚く、深くデザインされていくように工夫をして、最後の第6回目で全体像が完成するようなワークショップを開催いたしました。

約40名の参加者の皆様が、リアルの会場で6班、ネットの会場(Zoom)で1班の計7班にわかれて、2050年にタイムスリップをし、その時点の高知がどのような姿になっているのか?をデザインしました。

 

その際に「前提」となる条件を、運営サイドから掲示を行っております。

(1)2050年の高知県の人口は46万人になっている

(2)南海トラフ地震を2035年に経験し、その発生から15年経っている」

 

この2つの条件を経験した高知県人たちは、それでも2050年しあわせに暮らしているのはなぜか?

その理由を、2021年の私たちに伝えてもらうための「未来ビジョン」でもありました。

風景


第1回 2/20(土) 高知県フューチャー・デザイン2050のオリエンテーション 
主旨目的やゴールについての説明と「フューチャー・デザイン」についての説明
第2回 3/20(土) テーマ:2050年の高知県での暮らしについて<衣・食・住> 
2050年の今、高知県人のしあわせを支える<衣・食・住>はどうなっていますか?
第3回 4/17(土) テーマ:2050年の高知県人のしあわせを支える人と人とのつながりについて
地域コミュニティのあり方や人と人とのつながりのあり方はどうなっていますか?
第4回 5/15(土) テーマ:2050年の高知県の都市や中山間について 
人工物(インフラ)や土地の利用についてはどうなってきましたか? 
第5回
 
6/19(土) テーマ:2050年の高知県の経済や産業や資源について 
経済や産業、企業や仕事についてはどうなってきましたか? 
自然や水、エネルギーや環境、その他の資源はどうなってきましたか? 
第6回 7/17(土) テーマ:2050年の高知県の地域や社会の仕組みについて  
地域や社会の仕組みを作っていく意思決定は誰が、どのように行っていますか?

【問い合わせ先】

『高知県フューチャー・デザイン2050』に関するお問い合わせ、ご質問などがございましたら、一般社団法人しあわせ推進会議事務局を通じて対応しますので、以下の照会先までご連絡くださいますようお願いいたします。

 

照会先:一般社団法人しあわせ推進会議 事務局
電 話: 088-856-9222(受付時間 平日9:00〜17:00)


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